イ・ジュンギ主演『王の男』!しかし、脇役も見事な演技派揃い!

イ・ジュンギ主演「王の男」デジタルリマスター版！

劇場へ到着と同時に唖然！満席！
立ち見のみの販売でした。

「もぉいややぁ～！帰るぅ～！」と駄々をこねる私。

　　(｡>﹏<｡)

せっかく来たのだからと奥さんになだめられ渋々観ることになった。

元々劇場が小さいので仕方がないとは思うが、立ち見のお客さんでも5、60人ぐらいは、いたのではないかと思う。

イ・ジュンギの人気ってすごいですねぇ。
「のむコレ３」でこの作品の鑑賞は最終日なのです。

床のカーペットに座りましたがお尻が痛い。
腰が痛い。

年齢には勝てません。

それに鑑賞中、横で立ったままの奥さんのお腹の音がよく聞こえてきます。

お昼のお知らせ音が・・・
周りの人に聞こえていないか、チョットハズカシイ。

(^_^;)

『王の男』

カム・ウソン
チョン・ジニョン
カン・ソンヨン
イ・ジュンギ

監督イ・ジュンイク
脚本チェ・ソクファン
撮影チ・ギルン
原作キム・テウン

照明監督ハン・ジウプ
アートディレクターカン・スンヨン
衣装シム・ヒョンソップ
音楽イ・ビョンウ

2005年/韓国/119分

あらすじ・・

韓国の歴史上では暴君と呼ばれた燕山君 (ヨンサングン“朝鮮王朝第10代の王”) の時代のお話。

旅芸人のチャンセン (カム・ウソン) とコンギル (イ・ジュンギ) は日々、民が集まる広場で芸を披露し生計をたてている。

一流芸人になる決意を胸に漢陽 (かんよう"現在のソウル") へやって来た。
そこでも地元の芸人たちと協力し宮廷を皮肉った芝居で人気を得る。

しかし、王の側近に「王を笑いものにした」と捕らえられ「王を笑わせる事ができなかったら死刑」と言い渡される。

芸人たちは王の前で芸をするのが怖くて仕方がない。
セリフもとちり、声も小さく、太鼓の音も満足に出せない。

「もうダメだ、殺される」。そう観念した時、女形芸人を演じていたコンギル (イ・ジュンギ) の見事な機転を利かした演技で王は大きな声で笑い出す。

側近の言い渡しを見事に果たし、宮廷でうまく暮らし始めるが・・

王には本人も知らなかった過去があり、芸人たちの芝居を通して真実を知ることになっていく。

ここから複雑になっていく人間関係・・

イ・ジュンギの妖艶な演技が魅力なのは理解できるが、チャンセン役のカム・ウソンとヨンサングン役のチョン・ジニョン。

この二人の演技が圧巻です。

その他にもユ・ヘジンやユン・ジュサンなど演技派が顔を揃えている。

おまけ

ちなみに歴代王の名称は主に「○祖」や「○宗」となっています。

これは廟号 (びょうごう) といって、死んだ後に位牌 (いはい) が宗廟 (そうびょうに) 祀 (まつ) られる際に贈られる称号のことです。

この燕山君 (ヨンサングン) の「○○君」というのは王子に付ける称号です。

失政により王位を追われたため、死後、正当な王と認められず王子時代の称号で呼ばれています。

廟号 (びょうごう) がないので、宗廟 (そうびょう) にも祀られていません。

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おまけのおまけ

朝鮮王朝26人の王

太祖 (てじょ)
定宗 (ちょんじょん)
太宗 (てじょん)
世宗 (せじょん)
文宗 (むんじょん)
端宗 (たんじょん)
世祖 (せじょ)
睿宗 (いぇじょん)
成宗 (そんじょん)
燕山君 (よんさんぐん)
中宗 (ちゅんじょん)
仁宗 (いんじょん)
明宗 (みょんじょん)
宣祖 (そんじょ)
光海君 (くぁんへぐん)
仁祖 (いんじょ)
孝宗 (ひょじょん)
顕宗 (ひょんじょん)
粛宗 (すくちょん)
景宗 (きょんじょん)
英祖 (よんじょ)
正祖 (ちょんじょ)
純祖 (すんじょ)
憲宗 (ほんじょん)
哲宗 (ちょるじょん)
高宗 (こじょん)
純宗 (すんじょん)

第27代に純宗 (すんじょん) の名がありますが、先代の高宗 (こじょん) の時代に大韓帝国となり、「皇帝」の称号を用いるようになったので、厳密にいうと、純宗は「王」になっていません。

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