目次
Googleアナリティクス基本講座
先日、Googleアナリティクスの初心者向けに催された勉強会に行ってきたので、この場で書き留めて記憶の定着を狙います。
なぜアクセス解析が必要なのか
自サイトやブログにどのようなユーザーが訪れ、どのページが閲覧され、どのように収益に繋がっているのかをデータとして分析し、蓄積することで精度の高いPDCAをまわすことができるようになる。
現状を正確に把握することで課題がわかりやすくなるので、これからのプロモーションの成果を変えることができる。
KGIとKPIの設定(コンバージョン)とは
サイトで成果を上げるためには、常に課題を改善し続ける必要がある。
「何に対して改善策をこうじるのか?」といった軸が求められる。
この「何」を明確にした目標の設定を最初にしなければならない。
適切な目標を立てるには3つの要素が必須になる。
・<指標>
・<期間>
・<数値>
KGI(目標)とKPI(手段)
KGI (Key Goal Indicator)
重要目標達成指標
コンバージョンと言われる。サイト内でのゴールの指標。
KPI (Key Performance Indicator)
重要業績評価指標
KGIに繋げるための重要な指標で、アクセス数や離脱率など様々な指標が候補となる。
(例)
KGI(重要目標達成指標)【目標】 | KPI(重要業績評価指標)【手段・方法】 |
2ヶ月間で お腹周りを 80㌢にする |
・食事:3食、糖質制限 ・運動:1日30分のトレーニング ・睡眠:6時間 ・仕事:通常通り |
Googleアナリティクスの概要
よく登場する指標(用語解説)
PV数(ページビュー数) | ページビューとは、ページが表示された回数を指す。 同一のユーザーがサイト内を移動し、複数のページを閲覧した場合もそれぞれが1PVとしてカウントされる。 |
セッション数 | 設定した期間中に訪問した合計数。同じユーザーが10回アクセスすれば10セッションとなる。 |
ユーザー数 | 設定した期間中にサイトを訪れたユーザーの数。何回訪問しても「1」としてカウントされる。 |
新規ユーザー数 | 設定した期間中に始めてサイトに訪れた「新規訪問者」の数。 |
ページ/セッション | 平均閲覧ページ。同じページが繰り返し表示された場合もカウントされる。ページビュー数をセッション数で割った数字。 |
平均ページ滞在時間 | ユーザーがサイトを訪れてから閲覧を終えるまでの平均的な時間。最後のページ滞在時間はカウントされない。 |
直帰率 | 1ページのみを閲覧してサイトを離脱した訪問の割合。 |
離脱率 | 指定されたページを最後にユーザーがサイトを離脱した回数の割合。 |
ページ別訪問者 | PVは表示されたすべての数をカウントするのに対し、ページ別訪問者は同じセッションで同じユーザーの場合、1とカウントされる。 |
リアルタイム | 今この瞬間に、サイトを閲覧しているユーザーのアクセス数をチェックできるレポート。 |
トラフィック | サイトを訪れたユーザーが「どこのサイトから来たのか」を表示する項目。 |
コンバージョン | 目標を達成した訪問者数。商品・サービスの成約や、会員登録、資料請求の完了画面を目標達成ページに設定して、コンバージョンを計る。 |
アクセス解析全体像を確認
Googleアナリティクスの4大レポート
異なる属性を持った「オーディエンス」が様々な入り口から「集客」され、サイト内で「行動」し、「コンバージョン」に至る。
全体像を確認「オーディエンス>概要」
4大レポートのうち「オーディエンス」「集客」「行動」では、『サマリー』を選択するとそれぞれの全体像を把握することができます。
ユーザーの詳細を確認「オーディエンス>プルダウン項目を選択」
オーディエンス>地域>地域/市区町村
オーディエンス>モバイル>概要
PERSONA -ペルソナ-
実際の顧客には性別や年令はもちろん趣味趣向まで様々な人が存在している。
そこで、提供しているサービスを喜んでくれるであろうお客様像を明確にしたものをペルソナと言う。
ペルソナを想定する際には次の7項目について考える。
1)性別 | 男性か女性か |
2)年齢 | 「合コン 梅田」なら20代前半~後半くらい。「子供 塾」なら30~40代の親の世代 |
3)職業 | どんな仕事をしているか「名刺 作り方」なら個人事業を始めた人。「英会話 教室」なら外資系の営業。 |
4)所得 | 「ダイエット ジム」毎月ある程度の出費ができる人。逆に「ダイエット 自宅」ならお金をかけずにダイエットなので所得水準は低いと想定。 |
5)家族構成 | 「キャンプ 道具」なら夫婦+息子+娘の4人家族と想定。「婚活 パーティー」なら一人暮らしの独身。 |
6)学歴 | 「大学 入試」ならばほとんど高校生。「飛行機 出張」など |
7)住所 | アクセス集中地域のイメージ図参照。 |
これらを明確にできると、その人達がどんな生活をしていて「どんな悩み、不満、願望を持っているのか?」などの推測ができるようになる。
全体像を確認「集客>概要」
行動>サイトコンテンツ/すべてのページ
行動フローで全体のユーザーの動きを把握する。
着地したページから、その後のページの遷移を確認することができる。
遷移数の多い順に線が表示される。
行ったり来たりしているページなどは、ユーザーのクリック数をムダに増やしてしまっている可能性があるので、誘導するボタンやバナーなどを設置できると良い。