もっともカンタンで効果的なふとんの消毒は日光消毒。
かなり抵抗力の強い細菌でも、30分も紫外線に当てると死滅させることができます。
梅雨の季節に入ってしまうと、ふとんを干すチャンスがないので、5月のお天気のいい日を選んで家族全員のふとんを干しておきましょう。
目次
✅日光消毒の必要性
ヒトは寝ている間におよそコップ1杯分の水分が失われているといいます。
じつは睡眠中に体温調整をしていて、汗をかいているんですよ。
起床後スグに水分補給したりしていませんか?
水分不足のためにカラダが自然と水分を欲しがっているんですねぇ。
特に夏は気温が高いため汗の量が多いんです。
一晩でコップ3杯以上(600ml)も、かくんですって!
なんと、多い人では1㍑もの汗をかくとか。
このかいた汗を長時間放置しておくと、悪臭、カビ、ダニが発生します。
そのためにもお天気のいい日に太陽光に当て、日光消毒させましょう。
✅日光消毒のメカニズム
日光による殺菌作用は古くから知られていますが、これは太陽光に含まれる紫外放射の殺菌作用を利用したものなんです。
紫外放射による殺菌作用は、紫外放射が細菌などの細胞核内のデオキシリボ核酸(DNA)に損傷を与えるんですって。
そのため微生物全般(細菌、カビ、ウイルスなど)に対して効果があるんです。
カンタンに言うと紫外線に殺菌効果があるということですね。
✅日光消毒の方法
それでは、ふとんの干し方はどうすればいいのでしょうか?
お天気のいい日の10:00~14:00の間で、ふとんの表側、裏側で1、2時間も日光に当てれば十分です。
悪臭の原因は水分による雑菌の繁殖なので、天日干しですばやく蒸発させるのは効果バツグンですよ!
夕方になると湿気がでてくるため、日が高いうちにふとんをしまいましょう。
✅日光消毒のついで
ふとんを干している間は、押し入れの戸を開放したままにして乾燥させましょう。
ふだん、なかなかできないので、ついでに乾燥で一石二鳥ですね。
それからベッドを、お使いの方はマットレスを立てて風通しをよくしておきましょう。
✅まとめ
いかがでしょうか?
とってもカンタンで殺菌・消臭効果があり、しかも無料なんです。
最後の「無料」って言葉、お好きじゃないですか?
今月末までは外出自粛が延長されています。
なのでお母さんが1人でする必要もありません。
旦那さんや子どもさんと一緒に共同作業をおこなってみましょう。
✅補足
「一人暮らしだし時間もかかるし、手間もかかる」。
そうおっしゃる方にはふとん丸洗い業者に頼むのもアリですね。
宅配もしてくれるし、とても便利だと思います。
もちろん有料になりますが、時間がない人にとっては心強い存在ですね。