私が時々通っている大阪市立図書館が5月16日から開館されました。
5月14日に開催された大阪府新型コロナウイルス対策本部会議で、図書館に対する休業要請が解除されたようです。
ただし開館時間は短縮され、館内の座席はすべて撤去済み。
滞在時間はおおむね30分以内、これら以外にも、いろいろと制限があります。
一日たっぷりと席に座り、読書することはできませんが、本の貸し借りができるようになったことは、うれしいかぎりです。
私は図書館へ行ってよく調べ物をしながら勉強するんです。
どんな本でも無料で借りることができる。
図書館はいいですよね。
本当に「知の宝庫」ですよ。
しかしそんな公共図書館の運営のやりかたに、日頃から少々不満を持っています。
私が公共図書館に改善してもらいたい事は2つあるんです。
①年末年始の休みを無くしてもらいたい。
②開館時間を24時間制にしてほしい。
この二つです。
目次
図書館無休制
年末年始といえば受験生にとっては、最終の追い込み段階に入るわけですが、この時期は相当に精神的負担がかかると思います。
なぜなら、家族のなかで自分以外は受験生ではないので、完全におやすみモードであるということ。
ふだん仕事で忙しいお父さんも、年末年始は正月気分を満喫したいわけですよ。
しかし、受験生にとっては遊びどころではありません。
家族でお互いに利害関係が一致しないというか、自分たちの思うように事が運びにくいんですよね。
それならばいっそのこと、別行動を取るのがベストだと思うのです。
受験生は図書館で勉強し、その他の家族は家でゆっくり正月を楽しむ。
完全に生活を分けるのではなく、お互いに依存せず、尊重し合うという意味です。
どうですか?
年末年始は開館したほうが利用者が増えると思いますけどねぇ。
大阪市立中央図書館なんて、ふだんの平日でも開館時間の9:15には、もう行列になってますもんね。
365日無休がきついんだったら、月に2日ほどメンテナンスも兼ねて休日にするとかどうでしょう。
一年で24日分の休日ができますよね。
図書館24時間制
24時間開館している図書館ってなんで無いんだろう?って思ってる人って私だけ?
きっと私以外にも24時間制の図書館は必要だ!って思ってる人は、たくさんいますよね。
小学生だからとか、社会人だからとか、そうゆうことは関係なく学ぶ意欲の妨げになっているものってなんなのでしょう?
勉強意欲のある人にとって、いつでも学べる環境が選択できることは大きな魅力だと思うんです。
それに24時間にすると警備の問題が・・治安が・・って言いますよね、きっと。
もちろん警備員は24時間常駐になりますね。
警備室も拵えて交代勤務制。
本から得る知識
「スマホで、ググれば何でもスグにわかる」って言われそうですが。
確かに情報はインターネットでいくらでも手に入ります。
でも本当にその情報が、正しいかどうかを見極めるのは、読書しかないのですよ!
インターネットという無料で手に入る情報と、「本」という媒体を通して得られる有料の情報。
どちらのほうが価値があるかは、わかりますよね?
ただそれだけじゃなくて、きっちり調べ物をしてレポートにしたり論文を書いたりする人だっているわけじゃないですか。
そうゆう真剣に勉強できる環境に、身を置きたい人ってたくさんいると思うんですけどね。
コワーキングスペースは有料だし、そんなに数も多くない。
ただ、学生のみ無料で使えるコワーキングスペースは、いくつかありますね。
カフェで勉強してる人もたくさん見かけますけど、お金もかかるし、あまり静かじゃない。
経済的に余裕のある方は、それでいいでしょうけど。
「スター◯◯◯」で勉強することが勉強だって、よくわからん勘違いをされてる方もいるかも・・
ライバルはAmazon
あと運営は有料会員制にすればいいと思っています!
う~ん、どうでしょう、年会費¥2000ぐらいで。
社会人からは料金を徴収して、学生さんは無料!
年会費¥2000って高いですかね?
いま現在は無料だからですか?
しかし、よく考えてください。
Amazon Kindle Unlimitedなら月額980円(税込)「年間¥11,760」で、ビジネス書、雑誌、マンガなど200万冊以上が読み放題なんです。
しかもアプリさえインストールしてしまえば、パソコン、iPad、スマホのどれでも読書ができて、とっても便利です。
Amazon Kindle Unlimitedの場合、1,2ヶ月だけで解約とかも、もちろん可能です。
自分のスマホで読書がどこでもできる環境が年間¥11,760。
仮の話ですが、図書館で自分の思うような環境下で勉強が年間¥2,000でできる。
そう考えれば、すごく魅力があると思いませんか?
それから、これはもうすでにあるのかもしれませんが、災害時の避難所としての機能。
災害に備えて非常用の水や食料、震災時の応急の宿泊への備え。
ひょっとすると、このあたりはもうすでに備えているかもしれませんね。
大阪市立中央図書館のお知らせ
大阪市立中央図書館のお知らせを要点だけ書いておきます。
・開館時間は平日・土日祝9:15~17:00
・館内の座席は無し
・新聞・雑誌の閲覧禁止
・DVD・ビデオ・CDの視聴禁止
・コピー機の使用禁止
・多機能オムリスの利用禁止
・窓口での対面相談は実施しない
・中央図書館は3階閲覧室、2階読書席、Eルーム、1階休憩スペース、地下1階レストランは利用できない
・滞在時間は30分程度
・来館するときはマスクを着用
眠らない図書館
秋田県にある国際教養大学の図書館は24時間365日眠らない図書館として有名です。
こちらのホームページにはこのように書かれています。
国際教養大学の図書館は眠ることがありません。
学生たちの学ぶ意欲に応え、いつでも、時間の制約なく勉強に集中できる環境を提供しています。
「本のコロセウム」をテーマに「本と人との出会いの場となる劇場空間」としてデザインされたこの図書館は、24時間365日、学生たちが本と向き合い、勉学に打ち込む「知の闘技場」でもあるのです。
美しい秋田杉と伝統技術を生かした傘型屋根が織りなす落ち着きと安らぎのある空間で、学生たちは、共に学ぶ仲間の姿に刺激されながら、深夜まで勉強に励んでいます。
図書館の呼称「中嶋記念図書館」は、中嶋嶺雄初代学長の本学創設・発展への功績を称えたものです。
「24時間の開館」は、中嶋初代学長の「いつでも勉強できる場を提供したい。」という強い思いから実現しました。