社会

一日一善を続けていると、すべてが繋がっていることに気づきます

コロナ禍で「人と人が会うこと」や「人と人のつながり」が重要視されると思います。

 

「新しい生活様式」にも記載されているように、人との間隔はソーシャルディスタンス(2m程度)をとるように言われていますが、お互いの「心の距離」まで遠くする必要なんてありませんよね。

 

今までは「離れている=会うことができない」のが一つの理由になっていましたが、オンラインによるつながりで物理的な距離感は消えてしまいました。

だからこそ、なお一層「人と人のつながり」が、大切になってくると思うのです。

 

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目次

一日一善とは?

その理由の根拠ですが、例えば私は「一日一善」を心がけて毎日、生活しています。

さて?

「一日一善」とは何をするのか?

何でもいいのです。

人に優しくすること。

人が感謝してくれるようなこと。

 

例えば奥さんが「手をつないで歩いてほしい」と言えば手をつないで歩く。

お年寄りが困っていたら手を差し伸べる。

ドライバーの方なら信号のない横断歩道で歩行者を優先する。

 

こんなこと当たり前だと思われるかもしれませんが、いざ毎日やろうとすると、全然できていなかった自分に改めて気づきます。

最初やりだした頃は、他人に声をかけるなんて、なかなかできませんでしたね。

すごく勇気がいるのだと感じました。

 

しかし毎日、行なっていると「人とのつながり」って大切なんだなと感じることが多々ありますね。

私が行なっている「一日一善」を日記風にいくつかご紹介します。

 

わたしの一日一善

 

エピソード①運転中

◯月◯日 はれ

きょう、車を運転中、前の信号が赤に変わったので減速したのですが、私の車の前を一羽の鳩が歩いて横切ろうとしていました。

それに気づいた私は、前の車のすこし手前で停車したんです。

片側一車線の対面道路だったのですが、対向車のドライバーの方も鳩に気づいてくれて停車されました。

鳩が道路をわたり切ると、お互い車をゆっくり走らせたのですが、「いいことをした」という実感があったんです。

その鳩がお礼を言ったわけではありませんが、私が停車したことで対向車の方も停車してくれました。

その方にも私とおなじく「いいことをした」というものがあるのではないでしょうか。

 

エピソード②区役所

◯月◯日 くもり

きょう、区役所へ用事があって出かけました。

窓口で私と係の人がビニールシート越しに対話していたんです。

私が立っていたスグ横に、整理番号の札が出てくる機械が置いてありました。

ボタンが二つ並んでいて、申請内容によって押すボタンが違うのですが、高齢の女性が戸惑っていたので、声をかけてあげたんです。

 

そしたら「にぃちゃん、おおきにぃ」って言われて気分上々です!

 

いまどきの区役所に行くと、案内の方がスグに声をかけてくれるので、ありがたいですね。

ちょっと前までは、来所者に対してあまりそうゆうのは無かったと思うんです。

私が申請書類に記入するときも、女性が声をかけてくれました。

 

「書き方わかりますかぁ?」

「もしわからなかったら、聞いてくださいねぇ」

 

こんな優しい言葉をかけてくれるんです。

私はそのとき、内心では「年寄りじゃないから大丈夫!」ぐらいに思っていました。

しかしあとから考えると、あの方にちゃんと感謝の気持を伝えるべきだったと後悔しています。

 

エピソード③郵便局

◯月◯日 くもり

午前中に用事を済ませようと、歩いて近くの郵便局まで行ったのですが、シャッターが降りたままで貼り紙がしてありました。

 

『コロナの影響により当面の間10:00~15:00までの・・・』

 

まだ9時をすこし過ぎたぐらいだったので、「あ~あぁ」なんて落胆していたんです。

すると私の背後から男性の声で「やすみですか?」と尋ねられました。

私が「10時から・・」と言ったのですが、その初老の男性はすこし耳が不自由なようで、自分の右手を耳にあてる動作をされたんです。

 

私は貼り紙を指差しながら、ゆっくりと大きな声で読み上げました。

するとその男性に感謝されたようで、合掌しながら「ありがとう」って言ってくれたんです。

元々の私の目的は果たせませんでしたが、その男性のおかげで「徳」をした気分になりました。

相手の方に合わせて、伝え方を工夫したからこそ、ちゃんと伝わったんですね。

 🙏

 

エピソード④百貨店

◯月◯日 はれ

きょう、奥さんと◯◯百貨店へ行きました。

ブラブラしている途中でトイレに寄ったんです。

用を済ませて出てきたところがエレベーター前で、イスが数カ所に置いてありました。

その床を若い男性清掃員が、一生懸命拭いていたんです。

彼は右手にペーパータオル、左手に洗剤を持ってしゃがんだままの姿勢でした。

しかも手袋を使用していません。

 

私は「キレイにしてくれて、ありがとうございますぅ」って声をかけました。

彼は、恥ずかしいようすで「はい・・・」と答えただけ。

しばらく彼を見ていると、拭いたすぐあとに素手で床を直接さわり、汚れ具合を確かめていました。

私が「素手のほうが汚れ具合がわかるんですかぁ?」って尋ねたんです。

すると彼は私の顔を見ながら「そうなんです、素手のほうがよくわかるんです」って言ってくれました。

 

私たちが日頃、気持ちよくショッピングを楽しめているのは、彼らのおかげだと実感しましたねぇ。

私たちが土足で踏んでいる床を、手の感触で確認しながら汚れひとつを拭きとっている人がいるなんて思いもしませんでした。

百貨店がキレイなのは当たり前ではなかったのですね。

また私の知らなかった世界が少しだけ見えた気がします。

私は立ち去る際に、彼にもう一度「ありがとうございました」とアタマを下げました。

彼は「はい」と返事しながらも、やっぱり照れくさそうでしたね。

私が毎日、行なっている「一日一善」のエピソードです。

みなさんはどのようにお考えでしょうか?

他人に声をかけるってむずかしいと思われますか?

 

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勇気を出す勇気

私も最初はなかなか勇気を出すことが、できませんでした。

躊躇しているとダメですね。

こちらの気持ちに迷いがあるまま、声をかけてしまうとその迷いが相手に伝播しているような感じがします。

いさぎよくハッキリ言わないと完全に不審がられます。(^_^;)

 

このような「一日一善」を続けていると「すべてのヒト、モノに感謝」できるようになるんです。

 

世の中、ひとりでは生きていけません。

いろんな人が、いろんなところで、いろんな活動をしています。

自分はその恩恵を受けていると感じることができると、すごく視野がひろがるんです。

 

新しい日常へ

コロナ禍で、当初わたし達が思っていた“コロナがなくなったら”という期待は通用しなくなり、新しい日常へと変換されます。

一昔前は花粉症や熱中症といった脅威をまえに、それまではさほど気にならなかった花粉や日光、気温の変化などにも敏感になりましたよね。

それらにともない、いろいろな対策をとるようになりました。

 

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笑顔でつながる

ソーシャルディスタンスとしての、人と人の物理的な距離は遠くなるかもしれませんが、私が行っているような声かけぐらいはあってもいいと思いませんか?

声をかけるとみなさん必ず笑顔になりますよ。

自分が感謝の意をあらわすから、それが相手に伝わり笑顔になるのでしょう。

みんながみんな、声をかけあっていけば偏った誤解や偏見なんかは無くなるんじゃないでしょうか。

コロナ禍で「人と人が会うこと」や「人と人のつながり」が今まで以上に大切になってくると思います。

 

  • この記事を書いた人

ほんまや梅司

「感謝」と「貢献」/Natural/ヒトとイヌの健康管理士/アドラー流メントレ💖筋トレ大好き筋肉増量中!読書/映画/食べ歩き/K-pop(特にApink)/夏は昆虫採集/冬はスノボ/踊るなら河内音頭かZUMBA 💚 1967年9月18日生まれ。大阪市在住。乙女座のAB型。

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