食品添加物は控えたいけど、どうしたらいいのか分からない方へ
加工食品の選び方のお話です。
目次
加工度合いが高い食品は買わない
基本中の基本として加工度合いが高い食品は買わないことが一番です。
加工度合いが高ければ高いほど食品添加物が多量に使われています。
原材料名として記載されている添加物だけでも多いんですけど、消費者の目を欺くかのようにキャリーオーバー制度や一括表示制度によって隠されている添加物も多いんです。
カップラーメンで言うとこれです。
/(スラッシュ)以降が添加物です。
加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、炭酸Ca、カラメル色素、かんすい、増粘多糖類、カロチノイド色素、酸化防止剤(ビタミンE)、乳化剤、香辛料抽出物、香料、ビタミンB2、くん液、ビタミンB1、酸味料、(一部にえび・小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉を含む)
そして菓子パンで言うとコレ。
/(スラッシュ)以降が添加物です。
加工デンプン、乳化剤、増粘剤(加工デンプン、タマリンド)、調味料(アミノ酸等)、酢酸Na、キシロース、リン酸塩(Na)、着色料(コチニール、カロチン)、イーストフード、酸化防止剤(V.C)、くん液、香料、発色剤(亜硝酸Na)、V.C、香辛料、(一部に卵・乳成分・小麦・大豆・豚肉・りんごを含む)
いわゆる超加工食品と言われているものです。
「超加工食品の消費とすべての原因による死亡率との関連(Univercity of Navarra Harvard TH Chan School of Public Health)」っていう論文があるんですけど、結論はこうです。
超加工食品の摂取は、すべての原因による死亡の増加と関連していました。
もちろんこれは観察研究なので、超加工食品を食べさせて調べたわけではありません。
「この研究の参加者の食生活を追っていくと、こういう傾向がありました」っていうことです。
したがって直接の因果関係を証明したわけではありません。
しかし参考にはなりますよね。
「他の研究でも同じようなことを言っていますよ」ってこの研究者は言ってました。
・米国における超加工食品の摂取量と死亡率
・フランスの中年成人における超加工食品消費と死亡リスクとの関連性
私は読んでいませんが結論は同じなんでしょうね。
砂糖が多く入っている商品を避ける
内海先生がよくおっしゃっていますが、砂糖は添加物より良くないそうです。
何故かといいますと、砂糖を摂りすぎると血糖値の変動が大きくなり、その結果、血管などにダメージを与えてしまう・・・
いわゆるグルコーススパイクっていうやつです。
実は◯◯コーラ500mlに対して糖質は約55㌘も入っているんです。
コレを水だけで溶いて飲めって言われても、飲めませんけど・・
ここに味をつけると不思議と飲めちゃうんですよね。
人工甘味料に関しては、腸内環境に悪い影響があるって言われてますから、摂らないことをお勧めします。
他にも色々とありますけどね・・
日本伝統製法の加工品を買う
たとえば醤油だったら木樽で作ってるような伝統的な醤油がいいですよ。
醤油を作るのに1年、2年かかっています。
大量生産の醤油みたいに短期間でたくさん作れませんから、多少は金額も高くなっちゃいます。
しかし醤油はスグに使い切れるわけではありませんから、多少、高くてもいいんじゃないでしょうか。
ほんとに醤油はピンキリですからね。
なかには砂糖とか異性化糖とか調味料なんかが入っている醤油もあります。
一方で有機栽培の原材料、そして天日塩で醤油を作っているメーカーもあります。
だからほんとにピンキリなんです。
これは味噌も同じです。
梅干しとか焼海苔なんかも買いますけど、砂糖が入っていたり着色料などの食品添加物が入っていたらまず買うことは控えたほうがいいでしょう。
一番いいのは自分で材料を買ってきて、自分で料理をすること!
これが最強です。
そしてさっき言った醤油なんかで味をつける、と・・
そうすれば食品添加物は摂らないですみます。