きっと皆さんのお家の近所にあるスーパーに陳列されている加工食品には、すべてと言っていいほど食品添加物が使われています。
どうして食品添加物は使われているんでしょうか?
どうして食品添加物が必要なんでしょうか?
人体に有害なのはご存知ですよね?
食品添加物が使われる理由を四つ取り上げてみました。
この記事を読むと、皆さんが毎日食べている加工食品に、どうして食品添加物が使われているのかがわかると思います。
目次
食品添加物を使う理由その一
安いし手間がかからない
加工品でも家庭料理においてもそうなんですけど、食品添加物を使うと圧倒的に経済的なんです。
そう、安いんですよ。
それに手間がかからない。
一昔前は各家庭で昆布と鰹節から出汁をとっていましたけど、もう今はほとんどの家庭で調味料を使っています。
グルタミン酸ナトリウムを中心に様々な調味料が混入されているんです。
調味料(アミノ酸) |
グリシン L-トレオニン DL-トレオニン L-バリン DL-メチオニン L-メチオニン L-イソロイシン DL-アラニン L-テアニン L-アスパラギン L-グルタミン酸塩 L-リシン L-アスパラギン酸塩 L-リシン L-グルタミン酸塩 L-リシン塩酸塩 L-グルタミン酸ナトリウム L-グルタミン酸 L-フェニルアラニン DL-トリプトファン L-ヒスチジン塩酸塩 L-アスパラギン酸ナトリウム |
この混ぜ混ぜしたものを、食品添加物加工会社さんが食品メーカーに納品するわけです。
そうやって製造された加工品の中には、不純物が多くて品質が良くない調味料もあるかもしれません。
その昔、調味料ではありませんけど『森永ヒ素ミルク中毒事件』というものがありましたよね。
記憶にある方も多いのではないでしょうか?
乳幼児に与える粉ミルクに、リン酸ナトリウムの不純物としてヒ素が混入されていました。
これが原因で当時、赤ちゃんが130人くらいが死亡し、ヒ素中毒になった子どもたちは1万2000人以上もいます。
森永乳業も因果関係を認めています。
だから食品添加物は、不純物が入らないように製造しないといけないんです。
食品添加物の安全性の試験は、純度が高い食品添加物でやりますから、不純物の問題が考慮されていないことが恐ろしいです。
食品添加物を使う理由その二
見た目が良くなり好印象
食品の見た目を変える方法としては、発色剤と着色料の2つありますが、その発色剤の代表は亜硝酸ナトリウムです。
ハムやソーセージには亜硝酸ナトリウムが使われています。
透明なんですけど、お肉なんかの赤いヘモグロビンと結合して赤い色素を固定し、菌の増殖を抑制する効果もあるんです。
着色料の方はカラメル色素、そして赤色102号のように、そのもの自身に色がついています。
赤色102号とか黄色4号っていうのはタール色素といって、さきほど言った不純物がとっても多いんです。
実は不純物は15%以下までなら許されています。
これってすごく危なくないですか?
そして◯◯コーラに入っているカラメル色素に関しては、10年前に問題になりましたよね。
◯◯コーラで使っているカラメル色素を製造するときに、発がん物質ができてしまうことがわかったんです。
食品添加物を使う理由その三
保存性を高める
保存性を高めた結果、廃棄量が減り食中毒も防ぐようです。
合成保存料やpH調整剤なんかを使って保存性を高めるんです。
加工食品を作るのであれば、仕方がない部分も多いでしょう。
食品添加物を使う理由その四
食感を良くする加工デンプン
食品添加物を使うと食感が良くなります。
その一つの例が加工デンプンなんですけど、加工デンプンを使って焼肉のタレやソースなんかでとろみをつけるんです。
「加工デンプン」という名前の響きが、少々、天然っぽいですが紛れもなく食品添加物なんですよ。
このような名前がついています。
ブドウ糖に化学物質をくっつけているんです。
加工デンプン |
アセチル化アジピン酸架橋デンプン アセチル化酸化デンプン アセチル化リン酸架橋デンプン オクテニルコハク酸デンプンナトリウム 酢酸デンプン 酸化デンプン ヒドロキシプロピル化リン酸架橋デンプン ヒドロキシプロピルデンプン リン酸架橋デンプン リン酸化デンプン リン酸モノエステル化リン酸架橋デンプン |
ということで食品添加物がどうして使われているのか説明しましたけど、確かに加工食品を製造する上では無くてはならないくらいに便利なものですよね。
でも、その一方でリスクも承知して考えておかないといけません。
加工食品で病気に罹り、病気になれば死ぬまで薬品に浸かり続け、死ぬ間際までお金を払い続ける。
そんな一生を送りたいですか?
知識を身にまとい自己防衛しておかないと殺されますよ。