健康に良い食事ってどんな食事?たくさんの先生に聞いてみた!
今回は多くの先生が言っている、健康に良い食事の話です。
今まで食事法に関して色んな本を読んだり、論文を読んだりしていましたが、読んでいるうちに多数の共通点があることに気がついたんです。
それを今回は紹介します。
みなさんも、この記事を最後まで読んでいただくと理解が深まって、明日からの食生活を見直すきっかけになるでしょう。
目次
①「まごわやさしい」
・まめ
・ごま(種実類)
・わかめ(海藻)
・やさい
・さかな(魚介類)
・しいたけ(きのこ類)
・いも(イモ類)
東北大学の研究グループが理想の日本食は1975年型と言っています。
簡単に言うと1975年型の食事をすることで、糖尿病になりにくくなったり、悪玉コレステロールが減少したり、あとは体重が減るなどの効果があるそうです。
1975年型の食事というのが「まごわやさしい」なんですけど、一汁三菜を基本にしなさいということなんです。
お米、味噌汁、主菜の魚、あとは煮物などの副菜が二つぐらい。
私も基本的には「まごわやさしい」で食べていますけど、注意していることがあります。
私は大豆をよく食べているんですけど、発酵食品が多いです。
納豆に味噌です。
その理由はですね、大豆にはフィチン酸という生物毒が含まれていて、このフィチン酸はマグネシウムやカルシウムといったミネラルの吸収を妨げます。
しかし大豆を発酵することによって、このフィチン酸が分解されるので無害になるんです。
二つ目は種実類なんですけど私はゴマは食べますが、ナッツは食べません。
吉野先生がよく言ってるんですけど、もともと日本人はナッツを食べる習慣がなかったので、日本人がナッツを食べると病気になりやすいそうです。
ピーナッツとかアーモンドには天然の発がん物質が入っているらしく、日本人の体ではこれを処理することができないんだそうです。
日本人は縄文時代から魚とか貝とかワカメやどんぐりなどを食べていたんです。
その後、弥生時代に入ってから稲作が始まりました。
なのでアーモンドやピーナッツなど、乳製品のように日本人が先祖代々食べてこなかったものは食べない!
多くの日本人は乳製品を摂るとお腹をこわす人がいますけど、当たり前です。
牛乳には「乳糖」が含まれていて、ラクターゼ(乳糖分解酵素)によって分解されるんですけど、このラクターゼは乳児期だけに分泌されています。
でも、離乳期が終わると分泌されなくなるんです。
日本人を含むアジア人やアフリカ人に多いって言われています。
だから乳糖が分解できなくなると腸管に対する刺激が強すぎて下痢などの症状があらわれます。
それから「牛乳不耐症」や「乳糖不耐症」などの病名みたいな呼び方はナンセンスです。
ちなみにヨーロッパ人は離乳期を過ぎてからでも、ラクターゼを分泌し続けるそうです。
②食品添加物と農薬
二つ目は食品添加物や農薬を避けるということです。
日本人は食品添加物を一日に80種類も摂っていると言われていますが、これを辞めるということなんです。
つまり加工食品を買わない!
弁当なんかも買わない!
そして農薬に関してですが有機JASでも農薬を使っています。
有機JASの農薬は安全なものが多いらしいのですが、なかにはこれはチョットどうなんかなぁ?なんていうのもあります。
あと有機栽培でも、発酵が十分にされていない動物の排泄物を堆肥に使っているところもありますから、必ずしも安全とは限りません。
つまり発酵を十分にさせないと、悪い物質がたくさん残ってしまうんです。
③油に注意
3つ目は油に注意です。
トランス脂肪酸や酸化に注意です。
一般人はオメガ3の摂取が少ないからオメガ6を減らしてオメガ3を増やしましょう!って言われています。
しかしなかにはオメガ3の油を加工品で摂ってもその加工品が酸化している可能性もあるって言っています。
だから逆にそれを摂っちゃうと、病気にかかりやすいと仰っている先生もいます。
オメガ3のサプリメントを食べても、果たして健康に良いのかどうかはわかりません。
そしてトランス脂肪酸ですが、最近の加工食品にはトランス脂肪酸の量が減り、代わりにパーム油が使われています。
パーム油に高い温度をかけてもトランス脂肪酸が発生しにくいんですが、このパーム油そのものが安全かどうかがわからないんです。
パーム油にはBHAという酸化防止剤が使われることもあるんですけど、この酸化防止剤が健康に良くないんじゃないかと言われています。
なので油に関してはなるべく加工品の油を買わないほうが良いのではないでしょうか?
オメガ3を摂るんだったら魚から摂ればいいですよ。
④魚について
魚はなるべく小さめの魚を選び、養殖物は避けましょう。
生体濃縮の関係で小さい魚を食べたほうが良いということです。
特に妊婦さんはマグロなどの大きい魚は食べないほうが良いと思います。
その理由は水銀です。
水銀なんかの物質が大きい魚には濃縮されているからなんです。
養殖に関してはスーパーに行くと外国産の養殖サーモンが売られていますが、私は絶対に買いません。
なぜかというと汚染物質がたくさん蓄積されているっていう研究があるからなんです。
ノルウェーだとかチリ産のサーモンが有名なんですけど、「食べるなら1年に数回程度にしておきましょう。食べ過ぎると汚染物質によって健康を害する可能性がある。」って言ってる研究者もいます。
⑤肉について
基本的に牛、豚、鶏も悪い環境で飼育されているので病気に罹りやすいです。
なので病気にかかる前に抗生物質などを接種させています。
そしてほとんどの家畜は遺伝子組換え飼料を与えられているので、基本的に農薬まみれです。
牛肉なんかには農薬が残留している可能性があります。
「牛肉中の残留有機塩素系農薬の実態調査」という論文があるのですが、30検体中25検体から農薬が検出されています。
「遺伝子組換え作物」と「農薬」はセットで売られているんですよね。
⑥砂糖や異性化糖
砂糖や異性化糖はなるべく摂取しないほうが良いって言ってる人が多いです。
なぜかというと血糖値が大きく変動しやすいことと、あとは終末糖化産物ができやすいと言われています。
終末糖化産物というのは血中のブドウ糖と体内のたんぱく質が結合して糖化しちゃうんです。
その結果、血管にダメージを与え最終的には動脈硬化の末、心筋梗塞なんかを起こしやすくしてしまうんです。
あとは皮膚などのシミとかシワの原因になりやすいって言われています。
一方で糖尿病は砂糖で治すという本があるんですけど、この本では糖尿病の原因は砂糖ではなく油なんですよって言ってます。
油が原因で糖代謝が悪くなりその結果、糖尿病になるんですよっていう説です。
どちらが正しいのか私にはわかりませんが、今までの習慣で砂糖は摂ってきていないので、今現在も摂っていません。
⑦料理の温度
料理には蒸す、煮る、焼く、揚げるという方法があるんですけど、一番最良の方法は「蒸す」と「煮る」なんです。
先ほどの東北大学の研究でもこの結論に至っています。
油に高い温度をかけるとトランス脂肪酸、極性化合物、ヒドロキシノネナールなどの悪い物質が増えます。
だから低温圧搾の脂がいいんですよって言われています。
⑧調味料は自然のもの
調味料は自然の物を使いましょうってことです。
たとえば、お塩は天日塩を買いましょう。
味噌とか醤油にはお塩が入っていますが、どのような塩が使われているかきちんと見てくださいね。
変な原材料がたくさん入っている調味料もありますよ。
醤油なのにカラメル色素とか、調味料(アミノ酸等)とかの表示があったりしますよね。
こんなものは買わないほうがいいと思います。
⑨1日3食は必要ない
1日3食も食べる必要はないってことです。
その理由ですが、食事をするといろんな毒が体内に入ってきますから、毒の摂取を減らすことができるってことなんです。
栄養のあるものをたくさん食べるという思考ではなく、体に悪い物は入れないという考え方です。
あとは食事の回数を減らすことによって内蔵を休ませることができます。
食品を消化吸収するためにたくさんのエネルギーを使いますから、人体に大きな負担がかかるんです。
なので1日2食ぐらいでいいんじゃないでしょうか。
健康のために食事は非常に大切な要素です。
やっぱり食べたもので体は創られていますからね。
みなさんも体に気をつけてください。