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モーニング・ページとは何か?
私は日記を書いたことがないんだけど、モーニング・ページと日記が同じものであるかどうかと尋ねられるとそれは違うと答える。
全くの主観だが、日記はその日にあった出来事を自分の解釈でまとめ上げたものだと思う。
それに対してモーニング・ページはと言うと、頭によぎったことをただ書いていくのだ。
朝起きて早い段階で書くのである。
さてモーニング・ページとはなんだろうか?
著者はジュリア・キャメロン
“いくつになっても「ずっとやりたかったことをやりなさい」”で紹介されている自己啓発の一つの手法である。
私はこれを始めてみて、いい手応えを感じているので紹介したい。
モーニング・ページを勧める理由
モーニング・ページに特別なルールはない。
何を書いてもかまわないのだ。
でも実際に書いてみると、内容というものは、前日にあった出来事に対しての自信の総括が多くなる。
ただ前日にあったことなどを書いていても、全然関係のないことが頭をよぎることがある。
「今日はパーソナルだから◯時までに家を出なきゃ」「◯◯と◯◯を買い足しておこう」「今日は少し暑いなぁ」とか、頭に浮かんだことを書いていくのだ。
モーニング・ページで得られる効果
このモーニング・ページを始めるとどうなるのか?
私はまだ現時点で2ヶ月ほどのキャリアしかないんだけど、これまでで感じたことは、頭の中が整理され物事の優劣や必要性の度合いなどがはっきりする。
自身と対峙し問題点を探り出すことができる。
新しい自分と出会うことができる。
モーニング・ページは気付きの行為なのだ。
モーニング・ページを始めて一か月以上が過ぎた頃、パーソナルへ通うことを決めた。
そこは1年前に一度、体験だけ行ってみたんだけど、その後はほったらかしにしていたのである。
何かきっと心境の変化があったのだ。
パーソナルの申し込みへ行った時にも、あまり金額のことは気にならなかった。
「あーそんなもんかな」って感じであった。
モーニング・ページのはじめ方
モーニング・ページを始めるのに特別なものはいらない。
ノートと鉛筆、それだけだ。
自分以外の人に見せることがないのだから、無茶苦茶で構わない。【日記+落書き帳】みたいな感じかな。
自分の思ったとおりに、自分の考えた通りに、自分に素直になって思い通りにペンを走らせる。
そうしていると今まで気づかなかった自分に出会うこともある。
また逆に、忘れていた子供の頃の記憶が蘇ってきたりもするのだ。
頭の中のことを言語化してみるって大事なことなんだなあと感じさせられる。
「俺ってこんなこと考えてたんや」「そういえば子供の頃は鳩を飼いたいと思っていた」などすっかり忘れていた昔の記憶が呼び戻されたり自分の感情に気づかされ新しい自分と出会うことになる。
まだ2ヶ月のキャリアしかない私でも色々と気付かされることが多いのだ。
これが半年後、1年後、3年後まで続いていれば、一体どうなるんだろうと思っている。
脳科学者の茂木健一郎さんはブログでこうおっしゃっている。
”朝は一晩眠って睡眠の作用により、脳の記憶が整理されすっきりした状態になっているので、集中して仕事をしたり、創造的なことをするのに適している”
モーニング・ページはその名の通り、朝に行う行為である。
早朝に自分を見つめ直し、自分を創造するのである。
著者のジュリアキャメロンは「いくつになってもずっとやりたかったことをやりなさい」の中で、”毎朝起きてからできるだけすぐに何についてでもいいから数ページ書く。見開きのページの片面に手で書き、誰にも見せない、見るのはあなただけである。私のおすすめは A 4サイズ。それより小さいと自分の考えを縮めることになるのだ”と書いている。
さらに A 4サイズ3ページが目安なんだそうだ。
私は普段 B 5サイズのノートを購入することが多いので、 A 4サイズのノートはかなりでかいと感じていた。
実際、モーニング・ページを始める時にはとりあえず B 5のノートから始めた。
B 5のノートの1ページだけを書いてみたんだ。
書くネタは何でもかまわない。
前日にあったことや、今日の予定、テレビを見ていて誰かが言った発言や読んだ本の感想など何でもいい。
それが自分にとって、どう感じたものだったのか、どう思ったのか、それも書いていく。
ルールなんて何にもないのだ。
どうせ人に見せることはないんやから、文章力なんかいらん。
文章を書くのが苦手な人は箇条書きでも構わない。
そうやって書き始めてみると B 5サイズ1ページでは、次第に足りなくなってくるのだ。
最初は「無理!できない!」って思っていても自分の感情が止まらなくなってくるのである。
そうなると1ページでは足りないので2ページに書く事になるだろう。
私の場合、2ページを要するのに1ヶ月もかからなかった。
そして B 5ノート一冊がやがて終了するのをきっかけにして、 A 4サイズノートに移行していった。
現在私は A 4サイズノート2ページ分を書いている。
それを書き上げるのに要する時間は2時間以上かかっている。
そのため朝の起床時間を繰り上げ午前5時に起きるようになった。
モーニング・ページを書き終えてから朝食の準備に取り掛かるのだ。
パーソナルトレーナーさんから食事指導もしてもらっているので1日に4リットルの水分補給が必要だ。
それも水か麦茶か炭酸水である。
緑茶や紅茶はカフェインが入っているのであまりよろしくないそうだ。
なのでこうしてモーニング・ページを書いているときも、デスクの上には1リットルサイズのペットボトルが置いてある。
それを飲みながら書いているのだ。
窓から入る太陽の日差しを見ながら、あるいは雨音を聞きながらペンを走らせる。
今のところ A 4サイズ2ページで私には合っているのではないかと思う。
著者のオススメは A 4サイズ3ページと書いてあるんだけど、どうかな? これ以上の時間を確保するのは難しい。
ただモーニング・ページを始めてみるとわかるんだけど、 B 5ノート1ページで終わろうとすると最後はページの余白を計算して文章を書いてしまう。
だから本当は自由自在に書いた方がいいんだけど、やはりそこは人間である。
綺麗にまとめようと思ってしまうのだろう。
ジュリアキャメロンも A 4サイズより小さいと自分の考えを縮めることになるだろうと言っているのだから、落書き帳やメモ帳の延長で構わないのだ。
頭の中を掃除して来るべき一日に備えよう。
ありのままの自分を書くのだ。